きっかけは特殊メイクの手法で、若い女優さん達の老人メイクでシワやたるみを人為的に造り、撮影の度に１〜２週間同じメイクをするとその後に真性(本当)のシワやたるみとなって顔に痕跡を残すことから、その逆発想から研究されて開発されたクリームです。



若い肌でも人為的にシワやたるみを造ると、想像する以上に短時間で本物のシワたるみになることは驚きでした。
このように、シワやたるみを造るということは皮膚を引っ張ってゆとり部分を造らなければ出来ません。
若い時のシワは仮性のシワであることが多く、保湿剤などで目立たなくなるのですが、たるみの状態は保湿剤では回復出来ませんでした。

若い肌で短時間の間で人為的に造ったたるみでさえ、本物のたるみに変わるのです。これは皮膚を重力の下垂から守っている筋群が切断されることから起きてくると言われています。
確かに、瞼などの筋群は脆弱ですぐ破断することが知られています。
だから、比較的早く、瞼が弛んでくることになるのです。
このことはティーンエイジの女の子達が二重瞼を作るときに上瞼に棒状のスティックなどで折り込んで接着、折込癖を作り続けると短期間に上瞼の皮膚に余裕が出来て二重瞼になることからも容易に想像できることかもしれませんが。
弛んだ皮膚が均等に引き締まらなければ元に戻りません。
若い肌に人為的に造ったたるみでも、一度弛んだ皮膚を元に戻すのには癖付けした時間の１０倍以上の逆癖付け時間を要するのです。
延びきった筋群の収縮、あるいは弛んだ皮膚の張りの記憶などに時間が掛かるからだと考えられます。
皮下脂肪からくる、顎の周り、頬の周りなどのたるみがありますが、これらも同様に皮膚の脂肪細胞層、脂肪細胞が膨れて延ばされた表情筋、弾性繊維などを引き締め続けることで目立たなくすることができます。
皮下脂肪を落とす運動をすることも効果があります。 「たるみの予防は？」の項で述べましたが、シワやたるみのある皮膚の上から、シワを平滑にして、たるみを収縮させて引き締めながら人為的な張りを造る透明のベールのようなものを塗れば、真皮はそれを表皮だと錯覚して、たるんでいた真皮が表皮に追随するために細胞賦活されて、張りを取り戻すことが判りました。
透明のネットのようなもので顔を包み込んでサポートできるメカニズムを取り入れたクリームを作ることが出来ました。
この生体構成誘導体成分含有クリームは、６時間〜８時間皮膚に記憶（癖付け）させ続けます。
物理的な皮膚の張りを造りだす、矯正メカニズムによる皮膚の癖付けは大学病院の先生方によって「外科的手術によらない方法として」臨床からのアプローチとして日本臨床皮膚外科学会、日本香粧品学会などで発表されています。
このように、物理的なよい刺激を恒常的に皮膚に与えることによる効果は、予防だけでなく、今あるシワやたるみに対処する方法として考えられています。最終的には普通の保湿クリームへと変化して物理的なよい刺激を恒常的に皮膚に与えることによる効果は、予防だけでなく、今あるシワやたるみに対処する方法として考えられています。